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クローン病 40代 女性 |
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レーザー治療を受けて |
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初診日 受付の女性に教えてもらったとおり、駅から歩いて3、4分。混んでいる。緊張して待ちながら、テーブルの上の資料を読む。「波動?」爪もみはもちろん、いろんな治療が行われているんだと思う。 小一時間して呼ばれる。 問診をして、血液検査のため採血。先生が採る。が、自慢ではないが、私は血管が細い。入院中など下手な看護婦さんには本当に泣かされた。もう、外れているのにぐりぐりさぐられて、青あざが消えなくて困ったことがたびたびあった。先生がひょいと腕をみて、そこだけは何がなんでも無理なところにねらいを定めた。「できれば止めてほしいなぁ…」とおもいつつ、捻じ曲げた首を腕にもどすと採血は終わっていた。 すごい先生だ。というのが私の第一印象である。
診察第1週目 今日から治療である。 診察室に入ると血液検査の結果を伝えられる。私には悪くないような感じに思えるが顆粒球の数が多くバランスが悪いとの事。大学病院などでは問題のうちにはされないようなことも、本人以上に気にしてもらえることはとてもうれしく思う。 レーザー治療が始まる。「先生が痛くも何ともないんですよ。」とおっしゃるので、心からほっとする。手術等したことがあっても、私は、痛いことがたえられないからである。手の薬指を除く8本指、そして靴下をぬいで足の薬指以外の8本指。ついでにお腹と背中をぴぴぴぴぴ…と照射すること、全部でほんの1分から2分。 帰り道は幡ヶ谷の駅まで、スニーカーのなかの足の指がちょっと、暖かく重い。
診察第2週目 痛くない治療とわかり、足取りも軽く医院へと向かう。運が良くすいているとすぐ呼ばれ例によって治療もぴぴぴぴ…とすぐ終わる。 帰り道はやっぱり足の指が重い感じ。
診察第3週目 これ以上無理というぐらいしていた食事の制限も効いたのかしらん、お腹の痛みが消えてきている。というか、痛いところが移動している。 夜もあお向けだと痛くて寝付きにくかったのが、気にならない。
診察第4週目 2度目の採血。家族が怪我をして、実家へ戻って寝不足で体調は悪い。 受付の方達のさりげないやさしさがうれしい。
診察第5週目 予測に反して、顆粒球とリンパ球のバランスは改善されていない。でも、寝不足とストレスがさほど身体にひびかないのは、レーザーのお陰か。先生に、家族の事も少し聞いてもらい、なんだかとても、心からホッとする。
診察第6週目 通える間はなんとしても通うぞ、という意気込みで、頻繁に通う。不思議なもので身体にゆとりがでると、何か家族にあったりして心配事は絶えないが、寝不足が、身体にもっとも悪いので、レーザー治療の効果を減らさないよう、できるだけ早く寝ようとする。あお向けに寝るのは本当に気持ちいい。
診察第7週目 ぴぴぴ…という治療の合間に先生が、「クローンの人は背中のここの部分が固いんですよ」と教えてくれる。確かに、うつむいてばかりで運動不足の毎日、腰の部分は固く凝り固まっている。 そういえば、近頃湯船の中で、足の指先が冷たいということがなくなった。 |
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