症例
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症例1:H.N 44才 女性 職業 主婦、パート
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初診:H14年7月16日 経過:H11/7 発症、入院治療で軽快 H12/5 健康食品を使用して再発、ステロイド内服で外来コントロール H14/4 下痢、下血、貧血、低栄養で3w入院 ペンタサ6T、プレドニン60mgからはじめ退院時30mg、 初診時にはペンタサ6T、プレドニン2.5mg/日で維持していたが、出血が始まってしまった。 治療経過:初診時に波動水の検査を行い、ペンタサ漸減して1か月で全て中止した。 漸減を始めてから炎症反応が激しくWBCが9000〜11000と上昇した。 下痢、下血が10回/日腹痛も強く、週に3回点滴し、ひたすら寝て耐えていた。 8/20頃から下血が無くなり、水様便が10回/日となり、腹痛も治まってきた。 9月になり、固形便が見られるようになり、10月はじめには3〜4回の下痢に、 11月には3〜4回/日の軟便に、12月には固形便になり、順調に経過している |
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症例2:K.M 55才 女性 職業 主婦、障害児個別指導教室運営(多忙)
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初診:H14年9月28日 主訴:潰瘍性大腸炎、子宮癌 経過:H10/7発症、2W入院治療で軽快 H10/10 悪化2M入院(ステロイド30mg。ペンタサ他) H12/10 悪化、(中心静脈栄養、ステロイド60mg。ペンタサ他)下痢、下血、貧血、低栄養で2M入院 H13/12 30日入院 H14/9 子宮癌でオペ、大腸炎も悪化 治療経過:初診時にはプレドニン15mg/日を服用。下痢、便秘を繰り返す 初診時に波動水の検査を行い、プレドニン漸減し1か月で全て中止した。 漸減を始めてから白血球の減少が見られ順調であったが、中止直前より白血球が7300と増加し、リバウンドが見られた。特に関節痛が強く37℃の微熱が1W続く。関節痛に対してボルタレンを内服したところ7〜8回/日の血便になったため中止し、我慢していたところ徐々に改善していった。 H15年になり下痢もなく、順調に経過している。 |
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症例3:T.T 30才 男性 職業 会社員
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初診:H14年9月11日 経過:H4/8発症、入院治療で軽快 H12/1 悪化、入院プレドニン60mg漸減、上行、横行結腸に病変 H13/4下痢、下血、貧血、関節炎のため歩行困難となったため、プレドニン、ペンタサ12T/日、白血球除去などを行う。 初診時にはプレドニン20mg/日、ペンタサ9T/日で維持していた。 1か月前の内視鏡では潰瘍は認められなかった。 治療経過:自らの希望により1ヶ月でプレドニンを全て中止した。 10/16波動測定、出血(-)、下痢(-) 10/30よりペンタサ6T、11/11より5T、11/20より4Tにしたところ下痢が4回/日、関節腫脹が起こる。関節炎は3Wで治まったが、12/20ころより血性の下痢が10回以上となり、12/29よりプレドニン30mg/日開始する。 1/11には波動水の点滴をするにもかかわらず、WBCが16500となる。 プレドニン内服にて下痢は改善したが、減量により悪化する。 3月になり再びWBCが上昇、プレドニン30mg/日から漸減し、プレドニン15mg、ペンタサ6Tで加療中、6〜7回/日の血性下痢が続く難治例である。 |
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症例4:K.I 38才 男性 職業 会社員
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初診:H14年9月10日 経過:H7/1発症、入院治療で軽快 H9からH14/5までステロイドを断続的に服用していたが、悪化し、 手術を勧められたため昌平に3回受診した。痔の手術のため1ヶ月入院。 6月下旬からペンタサなど全てやめたところ悪化し3日間の入院。絶食で下痢が止まり、ペンタサ再開する。 治療経過:9月18日波動測定、ペンタサ6T/日で下痢、下血(-) 10/11 WBC9000と増加するもその後安定した。10/21よりペンタサ3T/日に漸減したところ下血増加したが、波動水の点滴で乗り切る。 11/20でペンタサ中止した所、下血が強くなり、Hbも10を切るようになった。 12/14 WBC8500と上昇した。症状も安定し、調子が良いために、年末にスキーに行った所、39℃代の発熱、関節痛と激しい下痢に襲われた。 H15/1より貧血が進み5.5〜6.3となるも勤務を続けるため、3月末から休職させている。
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症例5:Y.K 19才 女性 学生
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初診:H14年11月19日 経過:H12/8発症、入院治療で軽快、ペンタサ服用 H13/11 ペンタサ中止したところ、再発しステロイド20mg点滴(2週間) H14/5 再発し8月にデカドロン20mgを2W点滴 H14/10 出血、下痢10回/日。ステロイド治療などを勧められるが、副作用を聞いて断固拒否した。 治療経過: 11/25波動測定、出血、下痢10回/日 12/2 WBCが9400と増加するが、週2回の波動点滴で徐々に安定 1/6 出血が減り、6回/日の軟便になる。 1/25にはWBC7000、リンパ球31.1%、2208、好中球55.1%と理想的な値になる。2月は調子が良く来院せず、3/1に受診しWBC9000と増加しているが、その後連絡がなく経過不明である。 |
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