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			皮膚科の治療で治る円形脱毛は良いのですが、全部抜けてしまう全頭型や全体に地図状に抜けてしまう重症の多発型などは皮膚科の中でも扱いにくい病気の代表です。 このような状態が数年間治らない場合難治性円形脱毛症と診断されます。 当院は発症後数年して来院される難治性円形脱毛症の患者さんが多いため、いつの間にか脱毛症専門の医院と思われるようになってしまいました。（ちなみに70%が毛髪関係の患者さんです）

症例 -2 へ
	円形脱毛症　症例 -1 全頭型脱毛症 多発斑状型脱毛症 治療前 治療後 治療前 治療後 全頭になって3年 この後、時間はかかったが治癒 5年前に発症、3年前よりかつら着用 この後、数ヵ月で完治 この2例は全頭と多発の典型例で、東洋医学の頭皮針治療を併用した統合治療が効果を示した難治性脱毛症の例で、ほとんどの例は皮膚科治療と針治療を併用しています。 1例報告ではなく、統計的な結果を示したいので、皮膚科学会で発表した74例の全頭脱毛の治療成績の要旨だけを紹介します。 1）1年以内なら90％以上に効果がある。 2）病気の期間が長くなるとじょじょに治療効果は落ちるが、6年位までは50％くらいは効果がある。 3）全頭脱毛では効果が出始めるまでに1年位かかり、病気の期間が長くなればなるほど効果が出にくいので、6年以上は統計的に判定できないなどです。 この結果は、他の施設から回ってきた全頭脱毛の最も重症の臨症例の結果です。多発型だと3ヵ月で90%以上に反応が見られます。 重症の円形脱毛症で、通院中の皮膚科の治療効果が思わしくない方は、一度ご相談ください。 症例写真を参考にしてください。 全頭型では発毛が始まり治癒傾向がはっきりするまで1年くらいかかることが多いようです。 例1 例2 例3 例4