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頭皮針治療
発表論文
症例
 病名:脳性麻痺、点頭癲癇 1歳6ヶ月 女児
初診 H5.11.11

病歴(母親の記録参照)
H4.5.20 吸引分娩にて仮死状態で出産、3ヶ月検診時寝返りうてず
 H5.2.05 6ヶ月時、脳波検査にて点頭癲癇の診断、CTにて左脳に異常指摘される
 3.15 リハビリ受診 将来歩行不能、右半身の障害が後遺症となると診断
 5.24  右手がやや開く
 6.23  足をバタバタさせる
 8.13  左から寝返り可能 9月上旬 右から寝返りできる
 10.05 寝返り以外は自力ではできない 人やものの認識、区別はできない

初診時所見
1日に7回程度右上方注視発作がみられる。寝返りはうてるがお尻を 持ち上げたりは不可。

治療後の経過(母親の記録参照)
 H5.11.20(2回目)右足の動き改善
 11.27(3回目)発語あり
 12.04(4回目)うつ伏せから両膝を立てる
 12.11(5回目)呼びかけのような声をよく出す。寝返り、よつんばいでの前後運動を活発にする
 12.18(7回目)お座りもう少し
 12.25(9回目)音の出るおもちゃなどに関心を示す
 12.28(10回目)お座りに進歩みられる体を動かすようになり意欲が出てきた
 H6.01.08(12回目)よつんばいから割座への移行が可能となる
 1.15(13回目)這いはいが力強くなった(関節にスプリングが入っているかのよう)
 1.18(14回目)割座から手をつきながら方向転換が可能
 1.22(15回目)寝た状態から自力で起き上がる
 2.05(16回目)うつ伏せで肘這いするが足は伸ばしたまま。好きなおもちゃを一生懸命取りに行こうとする
 2.13(18回目)動作に流れが見られる
 2.19(19回目)肘這いもだいぶ速くできるようになった

考察
正確で客観的な観察がなされている。回復不能と言われた患児が、1週間単位で新しい能力を身につけている。どこまで発達して行くのか未知の世界であり、予測不能である。
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