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アトピー性皮膚炎 |
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アトピー性皮膚炎は、3才頃手足の関節部分にカサカサした症状が出たのが始まりで、ステロイド軟膏を小学校2~3年までは続けました。 そのとき、顔にもステロイドを塗り続けていましたので、両頬の毛細血管が浮き出てしまうほど薄くなってしまいました。小学校高学年からはあまりひどくなく中学までの5年間は無症状で元気でした。 スポーツを止め高校1年の頃から、徐々に症状が出てかゆみがひどくなり、適当にステロイドを使っていました。高校2年の12月に総合病院でアレルギーの反応が強いといわれステロイドを処方されました。まじめに薬を塗り2週間毎に診察を受け続けましたが、症状は良くならず皮膚も黒っぽくかゆみも治まりませんでした。 (顔--ボアラ、腕--ネリゾナユニバーサルクリーム、体全体--ウレパールとロコイド、デルモベート、キンダベート、アルメタ)
その後平成14年11月から永野医院での治療が始まりました。初診の日にステロイドは全部捨てなさい」と言われました。 まず波動水とレーザー治療が始まりました。2~3週間ほどたってから症状がひどく悪化してきました。身体中から生臭い滲出液があふれ出し、身体全体からかゆみが出て、ゴワゴワになり顔も真っ赤に腫れ上がり、入浴するとはげ落ちた皮がお湯に浮いて真っ黒になりました。さらに夜はかゆみがひどくなり一晩中眠れず睡眠不足の日が続き、集中力もなくなりました。体中から剥げ落ちた皮膚で家中粉だらけ、歩いたあとが判るほどでした。症状は一進一退で週に1~2回の波があり、パンパンに腫れ汁がでて、着ているTシャツも真っ黒くなり、自分でどうして良いか判らないほど全身の症状がひどく、本当に良くなるのか弱気になりました。
しかし、週二回ずつ通院してレーザーと波動水を続けました。半年位して顔から徐々に変化して見違えるようになり、今はほとんど正常になりました。 あの時の一番辛かった時期を思い出すと、今、健康な皮膚を取り戻せた喜びは口では表せません。何と言っても本人が一番大変だったでしょうし、治りたいという気持ちが強かったからでしょう。ヒルドイド、ワセリン、アズノール、紫雲膏を使いましたが、紫雲膏が一番効きました。 本当にありがとうございました。本人はステロイドの怖さがわかったと言っております。
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医師コメント
ステロイドのリバンンドを耐えた患者さんです。 リバウンドはこのように激しく起こることをご理解いただきたく、取り上げさせていただきました。 来院時迄ステロイドを使っていた患者さんには思い切って中止するか、時間をかけて減量するかの選択を説明します。 アトピーはできるだけ皮膚症状を出さないで治療する方が、患者さんの精神的、肉体的負担が少ないことが判ってきましたので、最近は波動水を中心に、爪もみ、クリーム等の穏やかな方法をお勧めしています。 |
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